ラミネート加工を行う機械をラミネーターといいます
このサイトでは様々な種類の「ラミネート」について記載していますが、ここではそのラミネートを加工する機械である「ラミネーター」を取り上げてみたいと思います。
パウチ式ラミネーター
以前に最も一般的な紙の耐久性を増すラミネート加工という記事を書いたのですが、ここに書かれてあった「ラミネート」を加工するラミネーターについてです。
ラミネートフィルムの間に紙を挟んでこのラミネーターに通すと熱と圧力によってフィルムの糊が溶けて透明なフィルムがくっついたラミネートが出来上がります。ラミネーターはラミネートフィルムと紙に熱と圧力を加える機械です。
パウチラミネーターとはあらかじめA4やA3などにカットされたラミネートフィルムを加工するラミネーターです(カットされていないロール状のフィルムを加工するのもをロール式ラミネーターといいます。後述します。)。ラミネーターのサイズも多くがA4またはA3サイズに対応したものとなっています。
パウチラミネーターの構造はロールとヒーターから成り立っています。このヒーターとロールの本数によって性能や特徴が決まってきます。
一般的にロールの本数が多いほうがキレイに仕上がります。しかし、その分値段も上がってきます。
最も普及しているのが2本ローラータイプで主に個人用途として使用されます。値段の相場は2,000~4,000円といったところです。次が4本ローラーですが、こちらは1万~3万円程度となっています。6本ローラー以上は業務用の高級機になり、10万円程度になります。
ロール式ラミネーター
ロール状のラミネートフィルムを加工するラミネーターです。A1サイズやB0サイズなど大型のポスターをラミネート加工する時に使用されます。ラミネートフィルムのロールは上下に2本セットされ、間に紙を挟みながら熱と圧力を加えて加工を行います。
価格は20万以上するものが多く、ほとんどが業務用途です。
その他のラミネーター
その他のラミネーターとしては以前に基板や電子部品のラミネートという記事を書いた時にご紹介した温水ラミネーターなどがあります。かなり特殊な用途のものが多く、ほとんどが工業用で工場等で使用されます。